10月末の日曜日、那須ステンドグラス美術館に行きました。偶然にもこの日は、23年目の結婚記念日でもありました。
今年の夏の終わりころ、ステンドグラス作品展を訪れる機会があり、その際に自分たちがステンドグラス美術館にある教会で結婚式を挙げたことを思い出し、また行ってみたいと思っていたのです。
23年前は快晴の下、赤や黄色に紅葉した木々が美しかったのですが、今年は厳しい残暑の影響でまだ緑の葉が残っていました。紅葉も遅れているようですね。
館内に一歩足を踏み入れると、光がステンドグラスを通して差し込む中、全く忘れていた当時のことを少しずつ思い出し、話をしながら「あの頃は若かったよね…」とお互いの顔を見て笑ってしまいました。
館内にあるセント・ラファイエル礼拝堂では、大きなステンドグラスを眺めながらパイプオルガンの生演奏を聴くことができ、またセント・ガブリエル礼拝堂では、100年以上も前に作られたアンティークディスクオルゴールの演奏や、ソプラノ歌手によるミニコンサートもあり、澄み切った響きに心が洗われるような気持ちになりました。
上手くは言えませんが、お互い歳を重ねた今、同じ場所を訪れてみても当時とはまた違った感覚を味わうことができ、改めてこの先も協力しながら過ごしていこうと思う良い機会となりました。