事務局ブログ/県南訪問(佐野市立吉澤記念美術館)

ごきげんよう、ジムカタです。関東地方は先週梅雨が明け、本格的な夏の到来で暑い日が続いていますね。暑さが苦手な私ですが、水分と塩分の補給のためにと、我が家に代々伝わる自家製の梅酢や梅干しを摂取して何とか乗り切っています。

水分と塩分と言えば、昔ながらのキュウリにお味噌をつけたものも、この令和の時代に再評価されているとのこと。先人の知恵には脱帽です。そして新鮮な野菜や果物が手に入りやすい、自然豊かな栃木県の暮らしやすさを改めて感じる夏の日々です。

過日、県南へ訪れる機会がありました。私の自宅がある宇都宮市から車で向かいましたが、同じ栃木県内と言えど段々と見える景色の様子が変わってくるものですね。ここでその地域性についての具体的な話は割愛しますが、今回訪れた美術館の所蔵品にもその特色が表れているのかもしれない、などと様々に想いを馳せることが好きな私です。

訪れたのは佐野市立吉澤記念美術館。こちらは近年人気の高い伊藤若冲の手による『菜蟲譜』を所蔵しているとのことで、かねてより訪れたいと思っていました(ただし『菜蟲譜』は一年に一度、期間限定で公開とのこと。今年は12月を予定しているそうです)。

私の今回のお目当ては、収蔵企画展『のんびり南画さんぽ-楽しく・やさしい近代南画めぐり-』でした(すでに終了)。渋すぎる南画(なんが、と読みます)というジャンルの作品たちをこのように親しみやすく展示したことで、私のような南画初心者も楽しく鑑賞できました。収蔵作品を活かすための企画力の大切さが非常に感じられた展覧会でした。

館内には、数は少ないもののオリジナルグッズ等も販売していて楽しめます。『菜蟲譜』展示の際には必ず再訪問しようと心に決めた1日でした。

(次回「県南訪問  足利編」へ続く、かも知れません。)

 


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