皆さまごきげんよう、ジムカタです。近年茶道に関心がある私、つい先日の日曜日に茶会へ行ってまいりましたので、今回はその事について記そうと思います。
今回の茶会は、今年で第45回となる宇都宮市民芸術祭での茶華道部門の一環です。茶道・華道のお稽古をされている宇都宮市民の方々の発表の場といったところでしょうか。コロナ禍を経て多少の感染対策は残しつつも、ほぼ例年同様の茶席三席を設けた芸術祭関係者の皆様や諸先生方のご尽力に感謝の意を表します。
各茶席はそれぞれの先生方が趣向を凝らしたお席となっており、茶碗等のお道具はもちろん、床飾りも季節感のある素晴らしいものでした。
また、裏千家の先生のお席では、お茶を点てる亭主の方の、人生の年輪を感じさせる落ち着いたお点前を惚れ惚れとしながら拝見させて頂きました。
そして今回、私が最も関心を持って入らせて頂いたのは、習軒流煎茶道のお席。煎茶道は小さな急須で小さなお茶碗にお茶を「入れる」もので、抹茶でお茶を「点てる」茶道とはまた違った面白みと美しさがあります。実は最近、煎茶道とそれに関連する美術的なことへの関心が私の中で高まっており、それについてはまた別の機会に書きたいと思っていますので、ここでは茶道の一種として煎茶道というものがあること、その貴重なお席で良い時間を過ごさせて頂いたという記憶を記すに留めます。
今回の掲載画像は、その煎茶道の床飾り花です。茶道に比べ煎茶道は自由度が高いと言われており、床飾り花には花や枝だけでなく、果物や野菜も使うのです。何とも言えない煎茶道独特の雰囲気を醸し出していました。
(掲載許可を下さったI先生、有り難うございました。)