事務局ブログ/奈佐原文楽!

ごきげんよう、ジムカタです。唐突ですが皆さま、人形浄瑠璃・文楽のお芝居をご覧になったことはありますか?そして、わが地元栃木県内に、地域に根差した人形浄瑠璃が伝承されていることをご存知でしょうか?

栃木県鹿沼市奈佐原町に現在も伝承されている人形浄瑠璃、それが奈佐原文楽です。19世紀初頭の文化・文政年間には文楽興行の一座があったとみられているようですが、日光街道にある宿場町であった奈佐原町に滞在居住した多くの人々の活気がしのばれます。現在の奈佐原文楽座は地元の小学校や中学校の生徒を指導し、次世代への継承が期待されているそうです。

先月、その奈佐原文楽を鑑賞してまいりました。私は文楽芝居を観る度、まるで生きているかのような人形に凄みを感じて、お芝居の世界に引き込まれます。また奈佐原文楽は宇都宮市からほど近い鹿沼市で地元の方々が懸命に繋いでこられた、地域に根差した伝統芸能ですから、その背景を思うと大変感慨深いものがあります。そんな地元の財産を次世代へ繋げていくため、私にも何かお手伝いできることはないかと思案中です。

奈佐原文楽は鹿沼の秋祭り等でも上演されるそうですから、ご興味ある方は是非足を運んでみて下さい。


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