所属弁護士の尾畑です。
当事務所には平成28年12月に入所し、弁護士としてもそろそろ5年目に入ります。
先頃は、ちょっと別の勉強をしてみようということで、栃木県国際交流協会(TIA)の日本語学習支援研修会に行ってきました。
弁護士としての仕事をしていると、日本語が十分できないまま日本で生活している外国人の方が意外なほど多くいることに気付かされます。
言葉が通じないと、当然ながら様々なトラブルのもととなり、トラブルを解決することも難しくなります。そこで、政府としても昨年、外国人向けの日本語教育を進めましょうという法律を作りました。
私としても、せっかくなので、実際の日本語の勉強というのがどんな感じなのか知っておこうと思い立ち、研修会に参加することにしました。
特に勉強になったのが、「日本語が十分できない」ということの多種多様さです。普通に会話ができると感じられた人が、意外な言葉を知らなかったり、口で話せても文字はほとんど読めなかったり、やや難しい漢字を知っていて簡単な漢字を知らなかったりと。
母国語として日本語を学ぶのと、外国語として日本語を勉強するのでは、進行のしかたが全く違うことが体感できました。
外国人の方とのコミュニケーションの際には、相手にとって日本語は外国語であるという認識を忘れてはならないということを改めて感じました。