ごきげんようジムカタです。今年はGW序盤から、ずいぶんと暑くなりましたね。田んぼにも水が入り、栃木県内でも田畑のある地域へ訪れると、カエルの鳴き声が賑やかになってきている今日この頃です。
そんな暑い先日、栃木市立美術館へ行ってきました。こちらは以前もこのブログでご紹介したとおり、令和4年開館という新しい美術館です。今回は『アルフォンス・ミュシャ 魂と装飾の芸術』という企画展を観覧してまいりました。
ミュシャの日本での人気はいまだ高いものですが、かつて大学時代に図版でミュシャ作品を初めて見た私も、その優美さやデザイン性の高さ、またジャポニスム(19世紀に浮世絵などを中心として西洋で流行した日本趣味)との関係などから、一時愛好しておりました。ミュシャの作品中で特に人気のものは、その当時パリで大変人気のあった広告宣伝用ポスターです。
今回の展示作品の中で、その広告宣伝用ポスター(リトグラフ作品)の一部が撮影許可となっていました(職員の方に、インターネット掲載についての確認もとらせて頂きました)。
こちらはミュシャが一躍時の人となるきっかけとなった作品として有名な『ジスモンダ』(1895年、カラーリトグラフ)。213.0㎝×75.0㎝という、かなり大きなポスターです。圧倒されます。
写真等では分かりづらい作品の実際のサイズ感やインクの具合などを間近で見られることは、美術館での作品鑑賞の醍醐味。今回の企画展では後期(5月21日~)から作品が一部入れ替わるとのことですから、これはまた栃木市へ足を運ばずにはいられません。