ごきげんよう、ジムカタです。
つい最近までまだ寒い~寒い~と冬を引きずっておりましたが、気が付けば4月も半ばの春真っ盛り。日差しもすっかり暖かく、ここ最近は昼食後のちょこっと散歩を復活させた私。可能であれば太陽のエネルギーをチャージして、午後の仕事に臨めるようにしております。
春は誕生や再生の季節。花の芽吹きや若葉の季節。
そして進学や就職などにより、新たな場所や新たな気持ちで毎日を過ごしている人も多いでしょう。わが職場同僚の長男くんも大学進学、それに伴う悲喜こもごもの話を聞くにつけ、こちらまで何とも新鮮で温かな気持ちになるものです。
そんな4月、ちょうど今日から一週間前の8日はお釈迦様の誕生日であり、それを祝う花祭りという仏教行事が開かれた日でした。
残念ながら私、花祭り当日の行事参加は叶いませんでしたが、数日前にお寺で開かれた写経会と座禅会に参加、その際に甘茶を頂くなどして花祭り気分を味わい、この上なく心豊かな週末を過ごしました。
私が時折通うこのお寺には、栃木県指定天然記念物となっている立派な巨木・シダレザクラがあり、来歴によると、植えられたのは江戸初期の明暦年間(1655年~1658年)とのこと。実に約400年前のことです。
その後昭和23年(1948年)、このお寺のある一帯が火災にあった際には枝の北側の一部が消失したそうですが、枯枝の切断や適切な肥料を与えるなど、ご住職たちの懸命なサポートにより今でも毎年新芽が出ては、花を咲かせています。
そんな皆さんのお力で、今年も見事に満開を迎えたシダレザクラ。そこに詰まった誕生と再生の物語、そしてそのシダレザクラを境内に抱えるお寺の歴史や人々の信仰心に触れ、胸が熱くなりました。